厚生労働省は、7月20日に羽田空港に到着した人から、南米のペルーなどで報告されている新型コロナウイルスの変異株「ラムダ株」が国内で初めて確認されたと8月6日に明らかにした。
新型コロナ「ラムダ株」国内初確認 南米を中心に感染拡大
厚生労働省は６日、羽田空港の検疫所で３０代女性から、新型コロナウイルスが変異したペルー由来の「ラムダ株」を検出したと明らかにした。国内で見つかったのは初めて。
厚労省によると、女性は７月２０日にペルーから同空港に到着し、検疫で陽性が判明。無症状だったという。国立感染症研究所の解析でラムダ株と確認された。
感染研によると、ラムダ株は昨年８月にペルーで初めて報告され、南米で感染が広がっている。従来株より感染力やワクチンへの抵抗力が強い恐れがあるが、詳しい性質は不明という。
ちょっと、待って。7月20日の空港の検疫で発覚したのに、何で今頃発表するんだ？
国立感染症研究所でのゲノム解析に時間がかかるのは分かるけど、でも、厚生労働省の発表は遅すぎるよね。
ラムダ株ってデルタ株と同様にワクチンの効き目に影響する可能性がある変異株と言われているけど、知見は限られている。
つまり、ラムダ株は得たいの知れない変異株なので、五輪開幕のタイミングで発表すると、国民全体にオリンピックに対するマイナスの心理的影響を与えてしまう。
それを恐れて、政府は発表を意図的に遅らせたのかな？
南米・ペルー由来の変異した新型コロナウイルス「ラムダ株」が７月に国内で初めて確認されたことが６日、厚生労働省への取材で分かった。通常ウイルスに比べて感染力が強く、ワクチンが効きにくい可能性が専門家から指摘されており、同省は警戒を強めている。
ラムダ株の感染は、７月２０日に羽田空港へ到着した３０歳代女性に対し、検疫所が実施した検査により判明した。女性はペルーの滞在歴があった。
世界保健機関（ＷＨＯ）は６月、ラムダ株を警戒度が２番目に高い変異株に位置付けた。国内では今まで確認されておらず、国立感染症研究所は、インド由来で国内感染が広がっている「デルタ株」のように、警戒や注目が必要な変異株と評価していなかった。
国立感染症研究所はラムダ株に対してデルタ株のような警戒をしていなかったのか…。
まあ、今の所、ラムダ株に関しては知見が限られているから、デルタ株より恐ろしい変異株なのか、どうか、まだ分からないからね。
WHOの位置づけもラムダ株はデルタ株より警戒レベルは低いので、しょうがないのかも知れない。
でもね～、東京オリンピック開催直前には公表をしたくなかったと言う、政府の意図が…何となく見えてしまう…ような気がする。
オリンピックが終わるまでは、社会に広く伝えたくなかったんだろうね。
