ニュージーランドは8月17日、たった一人の市中感染が確認され、緊急ロックダウンを実施したが、デルタ株の猛威を止める事は出来ない。
ニュージーランド(NZ)のアーダーン首相は26日、新型コロナウイルスの排除を目指して実施している全土のロックダウン(都市封鎖)について、感染力の強いデルタ株の拡大抑制に寄与しているとの見方を示した。
この日発表の新規感染者は68人に増加。オークランドでデルタ株の流行が始まった先週以降の感染者数は277人となった。うち263人はオークランド、14人は首都ウェリントンで確認された。人口500万人の同国では全土で自宅待機が命じられ、学校や大半の職場が少なくとも今月末まで閉鎖されている。
アーダーン氏は記者会見で「ロックダウンは奏功しているが、デルタ株は非常に厄介だ。非常に強い警戒が必要だ」と述べた。
2021/08/26
これまでニュージーランドで、デルタ株が見つかっていなかったのは世界でもまれなケースだった。今までの厳しい出入国規制やロックダウンが功を奏したと言えるが、そんなニュージーランドでもデルタ株の感染拡大を抑え込む事は容易ではない。
8月17日に確認された感染者数は1人だったが、8月26日には277人まで増えた事が、まさしく感染力の強いデルタ株の恐ろしさだ。
パラリンピック開会式にNZが不参加 コロナ感染予防(2021年8月24日)
新型コロナウイルス感染予防策として、東京パラリンピックの開会式に不参加を決めたニュージーランドの徹底した姿勢はすごいね。
ガースーに見習ってほしい。