どんな性的な欲望を持っても、どんな性的な行為をしても自由だ。しかし、公共の福祉に反する行為（性犯罪）は許されない。
介護施設で９０～１００歳代の入所者にわいせつ行為をしたとして、広島県警は６日、いずれも施設元職員の男（２７）（広島県三次市）と女（３７）（同県庄原市）を準強制わいせつ容疑で逮捕した。
発表によると、男は９月２７日、庄原市の施設内で９０歳代の女性の上半身を触り、女は同２９～３０日、１００歳代の男性の下半身を触った疑い。２人は容疑を認め、女は「いけないことをした」と供述している。
施設などによると、入所者は約６０人で、認知症の人が多い。男は島根県警の元警察官だという。
（2021/12/6）
20歳代の男性が90歳代の女性の上半身を触り、30歳代の女性が100歳代の男性の下半身を触って、準強制わいせつ容疑で逮捕された。
これは、多くの人が「異常な性犯罪」だと思う事件だよね。
性行為をしたいと思う状態が性欲であり、その本体は性行為をする脳（性中枢）で、これは外的刺激を受けて興奮する部分と抑制する部分があると言われている。
20歳代の男性が90歳代の女性の容貌や容姿を五感からの刺激で受け取っても、高齢者との性行為は生殖には繋がらないから、通常は性的な興奮を感じる事はない。故に、一般的な男性は90歳代の女性の裸を見ても、性欲は抑制される。
生殖が不可能な相手（高齢者や幼い子供、または動物など）に感じる性欲は、普通から逸脱した異常な性欲であり、さらに、対象行為により何らかの社会的損失や経済的損失があるにも関わらず、それがやめられない状態は性嗜好障害の可能性が高い。
性欲や性行為にまつわる行動が普通から逸脱して、コントロールできなくなり、問題行動（性犯罪）を起こしてしまう事を本人の意思の問題として捉えるのではなく、性嗜好障害という病気として捉えて、病院で治療する必要がある。
もしかすると…「自分の性欲が異常かも知れない？」と思う方はメンタルクリニックへどうぞ。
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