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貧乏だから不幸?それとも貧乏でも幸せ?

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人は社会的な存在(社会的な動物)だ。その社会的な環境を生きる為、社会の中での自分のポジション・ステイタス・スキル・経済力・将来性を正確に把握しようとする傾向がある。

 

人は社会的に自分の立ち位置がどのあたりなのかは、自分ひとりではわからない。だから自分の身の周りの人たちを見比べて、自分の立ち位置を明確化しようとする。故に人は自分と他人を比較する。

 

人が最初に「自分は金持ちか?貧乏か?」の判断基準をするのは、恐らく小学生の時だろう。「友達が持っている物を自分も持っているかどうか?」という主観的な判断基準からスタートする。やがて、中学生や高校生になればメディアやネットを通して社会の格差を感じるようになる。そして、20歳を過ぎた頃には「絶望的な社会の格差=生まれた環境で人生が決定」という不条理な現実に直面する。

 

人にとって他人との比較は大きなストレスを引き起こす。それが、最も顕著なのは「自分は他者より貧乏だから不幸である…」と感じた時である。


貧乏を理由に不幸を感じることは、その人の心身はもちろん、決断や行動にも影響を及ぼす。

 

「私は貧乏だ!だから不幸なんだ!」という自己認識を持った瞬間、客観的には何も変わっていなくても、その主観的な気づきによって、自分の存在を否定するようになる。

 

「貧乏人は努力が足りない!」という自己責任論が蔓延してる現代社会の中で、自分の努力では乗り越える事が出来ない社会的格差に直面すると、人は無力感を自覚して、自暴自棄な決断をする事が多い。

 

「私は貧乏だ!もうお金持ちにはなれない…だから不幸なんだ!」という自己認識で生きれば、自暴自棄な決断や怠惰な生活を繰り返し、さらなる貧乏と不幸の沼に落ちて行く。

 

社会問題として格差の是正をするのは政府の仕事だ。これは岸田総理大臣に期待したり、山本太郎などの政治家を応援する以外に、どうする事もできない。

 

まず個人で出来ることは、認識を「貧乏だから全てが不幸だ!」「貧乏でも幸せな事がある!」に転換する事だ。

 

貧乏生活では「プラセボ効果」という思い込みが重要だ。プラセボ効果というのは、効果のない薬を効果があるように騙して飲んだら効果が発揮されてしまったという、脳を騙す仕組み。

 

一般的な社会通念で語れば「貧乏だから幸せになれない…不幸だ…」というロジックがまかり通るが、貧乏生活でも小さな感謝を忘れず、これからの人生できっと楽しい事があると信じて生きる限り「私は不幸だ…」というネガティブな感情に心が支配される事はない。

 

貧乏だから「他者と比較して不幸を嘆く」よりも、貧乏でも「目の前の小さな事に感謝しながら、愛情や愛着を注げる他者とのつながりに感謝する」ほうが、幸せを感じながら明るく楽しく生きて行けると思う。

 

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