「相手のことが好きだから助けた」と自分を納得させる
よく漫画とかドラマ、映画で、「男性に助けられた女性が、そのままの流れで恋をする、または助けた男性が助けてあげた女性に恋をする」という定番のシーンがありますよね。
これって、何でだと思いますか?
人って誰かを助けたとき、「相手のことが好きだからこそ助けた」という認識と同時に「嫌いな相手を助けるわけがない」という考えを持つんですよ。
なぜなら、「嫌いなのに助けた」となれば、その思いと行動に矛盾が生じてしまうからです。そして、矛盾があると、人は違和感や不快な気持ちを感じ取ってしまいます。
だから、その矛盾を解消する為に、「自分は好きだから相手を助けた」と納得させようとします。
このような心の中にある矛盾を解消しようとする心理的作用を、認知的不協和理論といいます。
例えば、職場の同僚の女性から、「仕事を手伝ってほしい」と頼まれたとします。
もし、そこで彼女の頼みを引き受けた場合、「なぜ自分は彼女を手伝う行動を取るのか?」と考える。
そして、「好きでもない女性を助けるわけがない…だから自分は彼女のことが好きなんだ…そうでなければ、彼女を助けるという自分の行動は矛盾する」と、自分の行動に合理的な説明をつけて、納得しようとする。
もう一つ例を挙げると、彼氏からDVの被害を受けていたり、働かない男性と同棲をしている女性が、「こんな男…別れたいけど…でも別れる事ができない」という心理状態に陥ってしまうのも、同じような説明ができる。
「こんな男…付き合う価値なんてない、だから別れるべきなのに…どうして別れようとしないのか?…別れたいと思っても、実際に分かれる事をしないのは、心の奥でその男を愛しているからだ」と、言う感じの思い込みで、自分で自分を納得させているケースが多い。
認知的不協和理論を利用して、好きな女性を自分に振り向かせる?
この認知的不協和理論は、好きな人に対して、自分に振り向かせる為に利用する事も出来る。
好きな女性に対して、あなたから手助けや援助の手を差し伸べる…のではなく、気軽にお願い出来る事や小さい頼み事で良いので、何か女性に援助してもうらうように仕向けてみる。
コピーをお願いしたり、コンビニや自動販売機でペットボトルを買うとき、お財布を忘れたフリをして小銭を借りるとか、、、何でも良いので小さい頼み事を女性にお願いする。
それを、継続させると女性は「嫌いなのに頼み事を聞いてあげた」という不協和状態を避けようとして、「好きだから頼み事を聞いてあげた」という協和状態を求めて、もしかすると、、、好きになってくれるかも…知れない?
これは簡単に上手く行く話ではないけど、認知的不協和理論とは、自分の行動に矛盾がないように自分を納得させようとする心理的作用なので、それは、恋の芽生えにも当てはまる場合が多いという事です。
因みに、職場で上司や同僚と仕事のコミュニケーションを取るときは、この認知的不協和理論の心理的作用に陥る事がないように、気を付けてね。
認知的不協和理論の心理的作用に陥った状態でコミュニケーションを取ると、「否定的な要素を含んだ相手からの注意や忠告、アドバイスに敵意を感じて、少しでも自分の考えが否定されたと認識したら、フラットに相手の話に耳を傾ける事が出来なくなってしまう危険性がある」から、気を付けてね~♪
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