初めてメンタルクリニックに通う時、きっと、多くの人は、精神科医が自分の話に対して「うんうん」と傾聴してくれ、「はっきりとした分かりやすい共感的な理解とリアクションを見せてくれるだろう」って期待すると思う。
だけど、現実は…?
精神科医は、患者さんの心の苦しみに対して共感はするけど、でも「優しい対応」よりも、「冷静で論理的な対応」を優先させる。
なぜかと言うと、精神科医は、初診で鬱状態を体験している患者さんの話に共感的に耳を傾けながら、最終的には「薬の処方を考える立場」にあるからだ。
心に傷を抱えた相手に対して、共感する態度を強調し、優しい表情を出して距離を縮めるコミュニケーションは、日常生活の場面であれば正解だけど、精神科医療の現場では、患者さんから「精神科医は冷たい」と思われても、精神科医は適切な薬を処方する為に「冷静で論理的な対応」を優先させる。
患者さんに「心の癒し」を与えるのは、精神科医の仕事ではない。
それは、臨床心理士の仕事である、と思う…今日この頃です。
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