中居正広は女性Aさんに対して誠意を尽くしたのか、考察します。
6月3日午前。中居氏は【無事帰れたかな?】などと尋ねる数通のメッセージを連投。
対するAさんは【帰りました!】などと返信している。それだけ読めば何事もなかったように思えるが、続く中居氏が送信したメールには、こんな文言が並ぶ。
【楽しかったです。早いうちにふつうのやつね。早く会おうね!】
(3日)
【仕切り直しでのみましょう】(4日)
こうした中居氏のメッセージに対してAさんは逐一返信した記録はなく、簡単なお礼や新たな誘いへの断わりを短く返すのみ。
そして今回のトラブルにおいて重要と思われるのが、事案の4日後、6月6日夕方に送られたAさんからの返答だ。
【私は普通の人間で、貞操観念も真面目なタイプで そういうことがあると、正直気持ちがついていけず、食事に行けるメンタルではないです…】
そう思いの丈をぶつけたのだ。
それに対して中居氏の返信にはこうある。
【そんな気持ちにさせちゃって、申し訳ない。何て伝えれば…。思いやる気持ちの至らなさです。また、皆んなで食事ができれば思ってました。嫌な思いさせちゃったね。ごめんなさい。】
女性Aさんの感情(私は普通の人間で、貞操観念も真面目なタイプで そういうことがあると、正直気持ちがついていけず、食事に行けるメンタルではないです…)に対する中居正広のメール文章(そんな気持ちにさせちゃって、申し訳ない。何て伝えれば…。思いやる気持ちの至らなさです。また、皆んなで食事ができれば思ってました。嫌な思いさせちゃったね。ごめんなさい)は、相手への謝罪と後悔の気持ち、そして関係を修復したいという願いが、率直かつ繊細に表現されていると思う。
そして、言葉の選び方から、自分の至らなさに気づいて悔いている心情と、相手の気持ちに寄り添いたいという中居正広の優しさがにじみ出ていると思う。
特に中居正広の「そんな気持ちにさせちゃって、申し訳ない」という言葉は、相手の感情に気づいたこと、共感の芽生えを表現している。
ただ単に悪かったではなく、そういう気持ちに“させた”という主体的な反省がある。
これは「あなたの感情は正当です」と認める、とても誠実な謝罪の形だ。
それから、「何て伝えれば…。思いやる気持ちの至らなさです」という言葉は、自分の語彙や対応力のなさに戸惑いと無力感を感じている様子が見える。
そして、「思いやりが足りなかった」と自分の人間性そのものへの反省に踏み込んでいる。
これは単なる行動の失敗ではなく、「自分という人間がもっと思いやれる存在でありたかった」という後悔でもある。
心身の症状が改善しないなか、Aさんは7月14日に改めて中居氏にメッセージを送り、〈本事案について自分の意に沿わないことであったこと、そのとき泣いていたこと、怖かったこと、6月2日に食べた食事の具材でフラッシュバックすること等を伝え、産業医や病院の医師も(中居氏を)訴えるべきであると言っていることなど〉を伝えた(報告書の記載より)。
入手した写しにおいてはそのタイミングでAさんは【訴えたとしたら、社会的ダメージも大きいですし、私も仕事がなくなります】とし、続けて切実な思いを綴っている。
【なので、穏便に済ませたいとおもいます。こんなことをお願いするのは、私のプライドが許さないのですが。入院費用治療代を助けていただけませんか。前にも言いましたが、生命保険に入っておらず、医療費が高額になる、そして26歳の平均年収は365万円。どう頑張っても入院費用を捻出できません。私がこれから普通に生きるための金銭的助けをお願いできませんか。】(7月14日)
このAさんの訴えに対して、中居氏はこう返信している。
【当時の事を考える事、振り返る事、大変しんどかったと思いますが、正直な思いを、伝えてくれてくれました。申し訳ないです。自分と解釈のズレがあるものの、その様な思いだとは、大変自分も辛いです。少しでも、何か、協力できることがあれば、と、言う思いは変わりません】(7月17日)
まず、女性Aさんの言葉を考察する。
表面的には穏便に済ませたいと語っているが、「訴えたとしたら、(あなたにとって)社会的なダメージが大きい」という言葉を伴っているので、間接的な圧力や脅しの構造がある。
女性Aさんは直接「訴える」とは言わず、「もし訴えたら…」という仮定形にすることで、表面上は穏やかに見せつつも、中居正広に対して「訴えたら、あなたが社会的なダメージを受ける事、わかっているよね?」という心理的な圧力をかけている。
これはまさに「事を穏便にすませたいなら、こちらの要求に応じてください」という交渉の圧力をかける典型的な会話術のパターンである。
つまり「穏便に済ませたいと思います」という女性Aさんの言葉は、表面上の和解的態度だが、裏に「要求」があるので、一見すると、争いを避けたいという平和的な姿勢のように見えるが、文脈を読むと、これは、自分の要求を通すための前フリである。
本音は単刀直入で、「事を穏便に済ませたいから、お金を出してくれ」というもの。
これは対立ではなく、経済的な取引で解決したいというスタンスであり、相手に選択肢を与えるようでいて、実質は一択(お金を出すしかない)に近い。
そして、女性Aさんの「普通に生きるための金銭的助けをお願いできませんか」という言葉は、一見すると謙虚で控えめなお願いのように見えるが、文脈によっては請求や圧力に変わり得る非常に複雑な表現だ。
「お願いできませんか」という表現は、非常に婉曲で丁寧な依頼の形で、ダイレクトにお金を要求するのではなく、あくまでも「助けてほしい」という立場から発言しているように思えるけど、しかし、文脈を含めてみると、請求の意味合いが強くなる。
女性Aさんのメールでの主張は、「私は今、普通に生きる事が出来ない状況にある→それはあなた(中居正広)のせい」という含みがある。
私は普通に生きたいのに、私の人生は壊れてしまった(→中居正広が壊した)。
助けてほしい(中居正広にはその責任がある)。
まとめると、「私が普通に生きるには、あなた(中居正広)の金銭的補償が必要だ」という主張が裏にある。
では、女性Aさんに対する中居正広の言葉を考察する。
「当時のことを考えること、振り返ること、大変しんどかったと思います」
これは、女性Aさんの心の負担への共感と気遣いとつらい経験を語ること自体が「しんどいこと」であると、その労力や痛みに共感している。
自分のことだけでなく、Aさんの心理的な負荷に思いを寄せている姿勢で、これは「あなたのつらさに気づいていますよ」という共感的なサインを送っている。
「正直な思いを伝えてくれました。申し訳ないです」
中居正広の心の中で、女性Aさんが正直に気持ちを伝えてくれた事への感謝と罪悪感が同居している。
女性Aさんが心の内を語ってくれたことへの感謝と敬意を述べながらも、その上で、「自分が原因でこんな話をさせてしまった」という申し訳なさ(罪悪感)をにじませている。
つまり、中居正広は、ただ謝るのではなく、「あなたにこうさせたこと」に対する間接的な責任の自覚があると発言している。
私は個人的に、中居正広のメール文章には、とても誠意が込められていると感じる。
「自分と解釈のズレがあるものの、そのような思いだとは、自分も辛いです」
「自分の認識とは違う」という認識のズレを中居正広は女性Aさんに伝えており、これは、言い訳とも受け取れる。
しかし、「それでも女性Aさんが感じたことは重く受け止めている」という受容の姿勢がある。
中居正広は「言い訳したい気持ち」と「相手の思いを否定したくない気持ち」の間で揺れており、 関係を壊したくないが、自分の見解も完全には引っ込められない葛藤が見える。
「少しでも何か協力できることがあれば、という思いは変わりません」
この表現には、シンプルな形で中居正広の誠意と罪悪感が込められている。
そして、中居正広は、このメールのやり取りの数か月後に、女性Aさんが民事の話し合いを求めて来たら、逃げずに、和解に応じて、何千万円という示談金を支払った。
私は中居正広は誠意を尽くしたと思う。
もし、ご支援を頂けるのなら、下記のリンクを経由してamazonか楽天で何でも良いのでお買い物をして頂けると、当ブログに収益が発生しますので、よろしくお願いします。
【amazonリンク】
【楽天リンク】
下記のボタンを1日1回クリックして頂けると、にほんブログ村のランキングがアップしますので、よろしくお願いします。
↓
