Laugh & be happy

臨床心理士と公認心理師の有資格者です♪

物を溜め込む心が、時を止める。

上記の楽天リンクを経由して、楽天で何でも良いのでお買い物をして頂けると、当ブログに収益が発生しますので、ご支援よろしくお願いします。

 

ボランティアでカウンセリングをしていると、時間が止まっている、としか言いようのない方々に出会う事がある。

 

引きこもりの方がそう。

 

外に出る事を避け、自分の部屋にとどまり続けるのは、それは単に人との関わりを避けているだけではなく、時の流れを拒むという行為でもある。

 

これは、物を溜め込む事にも通じている。

 

本や服から、どーでもいい紙袋やチラシとか、使わない家具まで、いつか使うかもしれない、大事だから捨てられない…そういう理由で残しているのではなく、ただ単に、そのままにしておく心理で保管している。

 

すると、それらの「モノ」は、やがて更新されない「時間」となり、部屋の中に積み重なっていく。

 

物を整理しないという事は、過去の出来事や自分の歴史を処理しない、という事でもあり、つまり、いまの自分を先に進ませない。

 

時を止めて、動かないままにしておく。

 

そうする事で、人は、傷ついた心を守ろうとしているのかも知れない。

 

ただし、時を止める事には代償がある。

 

物が積み重なると、やがて身動きがとれなくなり、同じように、心の中でも「動けない自分」が固まってしまう。

 

昨日と同じ今日が続く事に、ある種の安心感を取得できるけど、それは、いつしか窒息感や閉塞感へと変わっていく。

 

臨床心理士の有資格者として私が思うのは、人間は「時間を止めたい」と願うとき、必ず何かに怯えている、という事。

 

先へ進めば、新しい不安が待っている。

 

だからこそ、今をそのまま凍結させる事で、自分を守っている。

 

引きこもりや物の溜め込みは、そうした心の叫びの表れなのだと思う。

 

時を止める事は、生き延びるための戦略でもある。

 

だけど、ずっと止め続ける事はできない。

 

心も身体も、やがては「動かなければならない」と訴え始める。

 

そのときに、人は初めて、止めていた時間と向き合わざるをえなくなる。

 

けれど、恐れる事はない。

 

止めていた時間と向き合う事は、恐ろしい事のように思えても、実際には、小さな一歩からで良い。

 

まずは物をひとつ手放す、カーテンを開けて光を入れる、ほんの数分だけ外の空気を吸う。

 

その小さな動きが、止まっていた時間を少しずつ流し始める。

 

止まった時間を一気に取り戻す必要はない。

 

僅かでも「今日の一歩」を積み重ねるだけで、心は確かに前へと動いていく…と思う、今日この頃です。

 

もし、ご支援を頂けるのなら、下記のリンクを経由してamazonか楽天で何でも良いのでお買い物をして頂けると、当ブログに収益が発生しますので、よろしくお願いします。

【amazonリンク】

【楽天リンク】

下記のリンクを1日1回クリックして頂けると、ブログのランキングがアップしますので、応援よろしくお願いします。