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女性リーダー(高市早苗)の誕生が、日本人の無意識を変える。

自民党総裁選(2025年10月4日)において、「小泉進次郎」が敗北し、「高市早苗」が新総裁に決定した事で、日本で初めて、女性が国のトップに立つ見通しになった。

 

高市早苗新総裁はどんな人?…熱心な阪神ファン・愛車は「スープラ」・「豚まん」好き

 

自民党総裁選は4日、投開票され、決選投票で高市早苗氏が新総裁に選出された。

 

女性が総裁に就任するのは初で、高市氏は決選投票後のあいさつで「自民党の新しい時代を刻んだ」と語った。

 

首相指名で選ばれれば、初の女性首相が誕生する。高市氏のプロフィルや経歴を紹介する。

 

「相棒」はトヨタ・スープラ。

 

プロ野球・阪神タイガースの熱心なファン。

 

リーグ優勝を決めた日は石破首相の辞意表明と重なり、素直に喜べなかった。

 

2年ぶりの日本一に期待を寄せる。

 

車好きとしても知られ、20年以上トヨタのスポーツカー「スープラ」を愛車としていた。

 

廃車となった後も大切に保管し、2022年にレストア(修復)されると、「最高のエンジン音がよみがえった」と喜んだ。

 

車は奈良トヨタの自動車博物館「まほろばミュージアム」(奈良市)で展示されている。また、「豚まん」をこよなく愛している。

 

昨年の前回選では、決選投票で涙をのんだ。

 

総裁選は3度目の挑戦で、女性初の総裁に選出された。

 

安倍晋三元首相に思想信条が近く、党内きっての保守派として、「遺志を継ぐ」と公言する。

 

松下政経塾出身。

 

安倍氏とは1993年衆院選の初当選同期で、2021年の総裁選初挑戦の際は後押しを受け、議員票で4人中2位に入った。

 

読売新聞社の9月の全国世論調査では「次の総裁」にふさわしいと思う政治家の首位に立った。

 

議員立法に力を入れ、先の通常国会では違法なオンラインカジノの規制強化策が盛り込まれた法改正を主導した。

 

宿舎で大量の資料を読み込む勉強家として知られる。人付き合いが不得意とされたこともあり、この1年は地方回りを続け、支持層を広げてきた。

 

<インタビュー>分厚い中間層つくる

 

――石破政権の評価は。

 

石破首相は少数与党の非常に厳しい状況で政権を運営してきた。

 

日米関税交渉などもある中で、地方創生や防災対策といった重要課題に取り組んだことに心から敬意を表したい。

 

一方で、物価高に苦しむ国民や事業者に納得感のある政策を示せなかったことが、大型選挙に連敗した原因だと思う。

 

個別政策ごとに各党と協議してきたが、いま政治にはスピード感が求められている。

 

私は可能であれば、連立拡大を目指したい。

 

首相指名選挙までの間に枠組みを決めていくことになるだろう。

 

――物価高対策を含む今年度補正予算案を審議する臨時国会の召集は。

 

ガソリン税の暫定税率廃止や、地方自治体向けの交付金の拡充などを盛り込んだ経済対策の策定を早々に指示し、早期に臨時国会を召集して補正予算の成立を急がないといけない。

 

年内の衆院解散は、とても考えられない。

 

――給付付き税額控除を訴えている。

 

中間層の税と社会保険料の負担が重い。

 

所得税を減税し、引ききれない分は給付する給付付き税額控除が、分厚い中間層をつくるうえで必要だ。

 

党内で議論したい。

 

――社会保障改革をどう進めるか。

 

税と社会保険料、社会保障給付を一体的に議論する国民会議を設立する。

 

日本の持続性を可能にする取り組みなので、超党派で協議して合意を得ていきたい。

 

――企業・団体献金の見直しに関する考えは。

 

企業・団体にも政治的な自由があり、献金も政治的意思表示の一環とみなすべきだ。

 

透明性の確保は改善の余地があり、口座取引を徹底することが大事だ。

 

――保守層を取り戻すためにどう取り組むか。

 

20~40歳代の若い層がガサッと抜けていった気がする。

 

自民は常に進歩を目指す保守政党だが、この綱領の姿勢からだいぶ離れてしまった。

 

綱領に立ち戻るとともに、国民が心配している問題に的確に取り組まないといけない。

 

例えば、外国人問題では土地取得による安全保障上のリスクや近隣住民とのトラブルなどが出てきた。

 

首相をトップに、司令塔機能を強化した組織を作る必要がある。

 

立党70年の節目に、自民初の女性総裁として力強く党を立て直し、ガラッと景色を変えていく。

 

党員と党本部を直接つなぐシステムをつくり、党員の声を聞きたい。

(2025年10月5日)

 

news.yahoo.co.jp

 

「自民党総裁選で高市早苗が勝利!」……このニュースは、多くの人にとって驚きと同時に、変革の象徴でもあるだろう。

 

心理学的に言えば、こうした象徴の力は、社会に大きな影響を与える。

 

人間の脳は、形式的な平等よりも、目に見えるロールモデルによって態度を変える傾向がある。

 

これまで日本社会では、男女平等と口で言いながらも、女性が国家権力の中枢に入り込むのは難しい現実が続いてきた。

 

いわゆる「ガラスの天井」だ。

 

しかし女性総理の誕生は、その天井が実際に破られた事を、国民の目に強く印象付ける。

 

すると、不思議な事が起きる。

 

私たちの無意識の中に、「もっと自由でいい」とか、「もっと多様性を受け入れてもいい」というリベラルな心理的傾向が広がって行くのだ。

 

これは、人間が、身近な成功事例を手がかりに自分の行動や価値観を修正するという、社会心理学の基本的なメカニズムに沿ったもの。

 

もちろん、今の日本が、一夜にして欧米型のリベラル社会になるわけではない。

 

けれど、女性リーダーの存在そのものが、社会全体の意識をじわじわと変化させるドライバーになる。

 

それは政治的な政策の話だけではなく、私たち一人ひとりの無意識の中にある固定観念を揺さぶる出来事でもあるのだ。

 

人間の脳は、象徴に動かされる。

 

女性リーダーが国を率いるという象徴は、確実に日本社会の価値観を変えて行くだろう…と思う、今日この頃です。

 

loveandfreedom.hatenadiary.com

 

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