私たちの脳は、本能的に自分を守る事を最優先に考える。
それは非常に合理的な働きで、危険や恐怖、不安や不快な状況を避ける事で、短期的には心身を守ってくれている。
しかし、この自己防衛機能が過剰に働くと、回避性パーソナリティ障害という形で生活に影響を及ぼす事がある。
「やらなきゃいけない事を後回しにして、長時間YouTubeを見てしまった…」
「なんで私はいつも、やるべき事の行動ができないんだろう…」
「また先延ばしをしてしまった…」
このように感じて、自分を責める人は少なくない。
でも、それは怠惰や意志の弱さのせいではない。
それは脳が作り出した自己防衛システム(回避性傾向)で、脳が自分を守るために作り出した過剰な回避メカニズムだ。
私たちの脳は、嫌な事や不安を強く感じる対象に直面すると、扁桃体という脳の危険察知センサーが過敏に反応する。
すると、脳はこう考える。
「これはネガティブ(恐怖・不安・不快)だ。無理に向き合うとストレスが強すぎる。避けてしまおう」
短期的には、これで心を守る事ができる。
しかし、課題や問題を先送りにする事で脳は慢性的にエネルギーを浪費し、「やらなきゃいけない自分」と「やれていない自分」が、頭の中で同居する状態(ストレス)が積み重なってしまう。
回避行動は目先の快楽を取得でき、ネガティブな事を回避する事で脳が一瞬安心するけど、やるべき課題や解決すべき問題は残り続け、心身はストレスを抱え続ける。
そうすると、さらに回避傾向が強化され、課題や問題を放置した結果、自己嫌悪の感情が発生して、「私は怠け者でダメ人間だ…」と自分を責めてしまう人が多いけど、それは脳の防衛反応なので、過度に自己否定する必要はない。
小さな一歩で、この回避性傾向のサイクルを断ち切る事ができる。
ポイントは、小さな課題で成功体験を積む事。
作成しなきゃいけないメールは、まず件名だけ書くとか、部屋の掃除は、今日は机の上だけ片付けるとか、人との相談や連絡は、まず挨拶だけしてみるとか、運動は、家の周辺を5分程度ウォーキングしたりサイクリングするとか、これだけでも脳は、「よし!やれた!」って感じられて、扁桃体(ストレスや危険を感知する警報装置)の過敏反応が和らぐ。
小さな行動の積み重ねが、やがて慢性的な回避傾向を軽くしてくれる。
回避性パーソナリティ障害は、脳が作り出した自然な自己防衛のメカニズムだから、怠けているわけではない。
ただ、放置すると慢性的なストレスや生活への悪影響を生み出すので、小さな一歩を積み重ねる事で、脳は少しずつ安心し、回避性傾向(課題や問題の先延ばし)から抜け出せる…と思う、今日この頃です。
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