「もしかすると死ぬかも」という事実を前に、人は、どのように生きればいいのだろうか？
どうして死は、こんなにも怖いのか。
人は誰でも、どんな苦しい状況でも安寧を得る事ができる…？
そんなキレイゴトでは、人生最大の奈落から這い上がる術にはならない…？
とにかく、死ぬのが怖い…。
どんなに恐怖を感じても、それでも人生は、やがて来るその日まで、無慈悲に進んで行く。
こうなってしまったら、もう、どうする事もできない。
だから、ポジティブに考えるしかない。
病気を宣告された事は、決して悪い事ではない。
人は、死の恐怖と直面する事で、初めて根本的に懐疑し、真に思考するようになる。
健康に生きている人では見えない世界と、人生の諸問題について、深く問い直すチャンスを得たと思えばいい。
そうだ、そうだよね。
死の恐怖と直面する事は、悪い事ばかりではないよね。
そう！ポジティブに考えるんだ！
健康を喪失する哀しみも、自分という存在の消滅への恐怖も、きっと乗り越えるコト…できるよね。
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