自分が心臓病になって分かった。
自分が本当の絶望を迎えて腑に落ちた。
他人の絶望なんて簡単に理解や共感できるものではないってこと。
大きな音を立てながら自分の健康が崩れてしまう絶望。
痛くてだるくて身体を動かすことが辛い絶望。
今まで当たり前に出来ていた仕事がもう出来ないという絶望。
これからどうやって生きて行けば良いのか分からない絶望。
この苦しみと絶望。
他人が簡単に理解や共感なんて出来るもんじゃない。
「大丈夫ですよ」
「すぐに良くなります」
「希望をもって頑張って行きましょうね」
リハビリの医療スタッフの方々はとても優しく接してくれる。
もちろん感謝している。
でもね。
今はどんな言葉掛けも素直に受け止められない。
偽善や滑稽にしか感じられない。
ひねくれているよね。
こんな自分が嫌になる。
だけど。
速足でスタスタと颯爽と歩く医療スタッフを見ているとたまらなく悲しくなるんだ。
健康で立派に医療業務に従事している彼ら彼女らが遠くに感じる。
自分が社会的弱者として同情されているように感じてしまって切なくなる。
惨めだ。
本当に惨めだ。
自分の心が。
自分の身体が。
惨めで弱くて。
こんな自分が嫌になる。
でも。
どんなに嫌になっても生きなくてはいけない。
手術が成功したんだから。
これからも生きなくてはいけない。
希望がなくても生きなくてはいけない。
こんな気持ち一体なんて言えば良いのか。
一言で言えば絶望だよ。
そう。
絶望なんだ。
人生で初めて知った。
本当の絶望。
まだ知りたくなかった。
本当の絶望なんて。
知りたくなかったよ。
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