入院患者の殆どが高齢者だ。
その殆どが孤独な高齢者だ。
家族がお見舞いに来ることもない。
心配して病院まで訪ねて来てくれる人がいない。
寂しい高齢者。
ほんのわずか毎日家族が心配して来てくれる幸せな高齢者もいるけど。
それはレアなケース。
殆どが孤独な高齢者。
そんな孤独な高齢者は叫ぶ人が多い。
「痛い」
「苦しい」
自ら苦悩を呼び込んで医療スタッフの同情と援助を得ようとするスタイル。
それに応対している医療スタッフは本当に立派だなって思う。
今日の心臓リハビリでは病棟の中にあるウォーキングコースを歩いた。
男性の高齢者が医療スタッフに文句を言っているのを目にした。
何が気に入らなかったのだろうか。
リハビリに寄り添ってくれる医療スタッフはみんな優しい方ばかりなのに。
私もリハビリの途中で少し呼吸困難になって息切れしたら背中をすぐにさすってもらえた。
「無理しなくていいですよ」
「ゆっくりいきましょう」
とても優しい言葉をかけてくれる。
それなのに。
その男性の高齢者は真面目に頑張って寄り添ってくれている医療スタッフに不満ばかり言っている。
不誠実な態度を医療スタッフにぶつけることで自分の身体の痛みや孤独感を緩和しようとしているのかもね。
きっと寂しいんだろうね。
身体の痛みと孤独で苦しいんだろうね。
入院している高齢者は孤独な人が多い。
お見舞いで家族が病院に訪ねて来てくれる幸せな高齢者はほんの一握り。
殆どの高齢者は誰もお見舞いに来てもらえない。
家族から見捨てられているのかも。
私も回復室では一度父親が来てくれた。
でも。
もう来てくれない。
別にいい。
来て欲しいとも思わない。
ベリーショートの彼女が訪ねて来てくれるから。
それで十分。
でも。
彼女に対して感謝はしているのに。
愛しいと思っているのに。
彼女を好きって思う気持ちは間違いではないのに。
でも。
なんだろう。
彼女に複雑な感情を今抱いている。
複雑な感情。
それが何なのかよく分からない。
ぜんぜん分からない。
なんか自分が今何を考えているのか分からなくて。
本当によく分からないんだ。
もしかすると心が壊れ始めているのかも。
疲れた。
今日はもう眠ろう。
おやすみなさい。
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