今世界で猛威を振るっている新型コロナウイルスは、2019年末に中国の武漢で発生したウイルスよりも遥かに感染力の高い変異株だ。
その変異は、まさに、目の前で進化が起きている。
新型コロナウイルスは中国の武漢で発生した後、グローバルに国をまたいで、アルファ株、デルタ株、ラムダ株へと変異を繰り返し、次から次へと果てしなく、より強力に改良され、ひたすら制圧しにくくなって行く。
ウイルスは免疫を逃避して、増殖して変異を繰り返す。
ウイルスも生き延びる為に必死なんだろう。
変異を繰り返す事で感染力が高まって行く。感染力が高い事は毒性が強い事と必ずしもイコールではない。しかし、感染力が高いと言うのは、ウイルスが体内で増えやすい事を意味するので、ある程度の相関はあると思う。
感染者は、体内のウイルス量が上がると苦しくなって呼吸(せき)で外に放出しようとする。外に放出されたウイルスは、生き延びる為に空中でなるべく長く感染力を保とうとする。
6月16日にシドニー空港から国際線の客室乗務員を宿泊先のホテルに送迎する車両の運転手の男性の感染が判明。地元ニューサウスウェールズ州によると、今回はデルタ株による感染で、この男性と、ショッピングセンターで数秒間すれ違っただけで感染したとみられるケースもあるなど、従来のように感染に歯止めをかけることが厳しくなりつつあった。
すれ違い感染の事例がガチだったら、もう感染拡大に歯止めを掛ける事はできないよね。
電車の中で、呼吸(せき)で外に放出されたウイルスが長く感染力を保っているならば、感染経路不明の殆どは、満員電車が原因になっている可能性が高いと推察する事が出来る。
感染者の呼吸(せき)から身を守る為には、マスクの着用とソーシャルディスタンスが必要だ。
でも…
「ソーシャルディスタンスを守れ!」って言われても、満員電車に乗っている時は、どうする事も出来ないからね。
河野太郎行政改革担当相は31日夜のインターネット番組で、新型コロナウイルスのデルタ株による感染拡大について、ワクチン接種だけでは抑止困難との認識を示した。「ワクチンだけでどうにかするのは、なかなか厳しい」と述べ、マスクや手洗いなどの基本的な感染対策の徹底を改めて呼び掛けた。
多くの人がワクチンを「新型コロナウイルスを打ち破る最終兵器」だと信じていたけど、やはり万能ではないと言う事か…。
多くの人がワクチンを接種しても、免疫を逃避する新たな変異株が登場する。そして、またワクチンをカスタマイズして、多くの人が接種する。そして、また免疫を逃避する変異株が登場する、そして、またワクチンをカスタマイズして…。
何これ?
何なんだこれは!
ワクチンと変異株のいたちごっこか!
終わらないじゃん!
ずっと、ずっと続くの?
多くの人がワクチン接種をすれば、ウイルスもワクチン抵抗性を持って、変異して、免疫を逃避して、感染力が強まって行く。これでは、この先、人類がどんなにワクチン接種をしても、何度ワクチンをカスタマイズして終わらない?
新型コロナウイルス…変異株の恐怖は終わらない…。
はぁ~悪夢だ…。