東京オリンピックのコンセプトである「多様性と調和」を、ある意味、ぶち壊すような衝撃のYAHOO!ニュースだ。
東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗元会長は、大坂なおみ選手を聖火リレーの最終走者にしたくなかったと、Daily Beastが報じた。
森元会長は、ニューヨーク・ヤンキースなどで活躍した松井秀喜さんのような「純粋な日本人男性」を望んでいたという。
あら~、森さん、「純粋な日本人男性」って…そんな事を言っちゃダメでしょ…。
東京オリンピックのコンセプトを見事にぶち壊す発言だよね。
まあ、報道の内容をよく読むと、組織委員会の職員がDaily Beastに語ったとの事だけど、でも、普段から森さんはそういう発言を組織委員会の中で繰り返していたんだろうね。
日本人の母とハイチ系アメリカ人の父を持つ大坂選手に聖火リレーの最終走者の正式な打診があったのは、森元会長が辞任した翌月、3月のことだった。
森元会長は、会議中の女性蔑視発言で批判を浴び、2月に辞任した。
なるほど、やっぱり森さんの女性蔑視発言の後、組織委員会は大坂選手に打診をしたのか。
森さんは組織委員会では神の声って言われていたから、もし、森さんが失言で辞任をしなかったら最終聖火ランナーは松井秀喜さん(純粋な日本人男性)になっていたのかな?
ところで森さんは「多様性と調和」については、どんな見解を持っているのかな?
「純粋な日本人」っていう言葉を使うってことは、「多様性」に理解がある人とは思えないよね。
森さんって、本当に困ったお爺ちゃんだよね。
あ、そう言えば、森さんを「名誉最高顧問」として復帰させる案が検討されていたけど、どうなったのかな?
どうせ復帰しても、また何か変な発言を出して、すぐに辞任する事になるんじゃないのかな~?
だって、失言のデパートだからね。
でも、おバカな所が、少しだけ憎めない気もするんだよね。