今、目の前の脅威となっているのは、2019年に中国武漢で浮上したウイルスではない。それよりも遥かに強い感染力を有する変異株だ。
イギリスで特定されたアルファ株はウイルスの感染力を一気に拡大させ、その後にインドで特定されたデルタ株が、更にその感染力の猛威を強めた。
新型コロナウイルスは、次から次へと強力に改良(強毒化)されて変異をしている。
これは果てしなく続くのか?
ウイルスの進化にはトレードオフ(獲得と喪失)の概念があると言われている。
これはウイルスが免疫を回避できるように変異すると、その変化によって感染力が結果的に損なわれる可能性があるということ。
南アフリカで確認されたベータ株は免疫を回避する特徴が報道されていたが、大々的に世界に広がる事はなかった。
では、今、世界で猛威を振るっているデルタ株はどうだろうか?
もしかして、強い感染力(拡散を手伝う変異)と免疫を部分的にでも回避する特徴の両方が備わっているのか?
もし、そうならば…デルタ株は人類にとって悪夢にほかならない…。
そして、ラムダ株は…?