メンタルヘルス
自分の人生の行く末を見据えずに進む中で、私は迷い混じりの心情に囚われている。 この広い世界で、何をすべきか、何を目指すべきか、まったく見当もつかない。 「何のために生きているのか?」 「どこに向かって生きているのか?」 嵐のような疑問が心を襲…
人は自らが立てた決意を、時に裏切ってしまうことがある。 決意は記憶の奴隷に過ぎない。 その強い決意は、生まれるときは激しいが、長くは続かない。 今は青い果実のように枝にしっかりついているが、熟せば揺さぶられなくても自然と地に落ちてしまう。 自…
幸せは、いつ来るのかな? 来ないかも? 現代の日本は、人手不足に悩まされているという。 しかしここに、絶対に忘れてはならないことがある。 それは、労働者はすべて消耗品であるということだ。 これが、目の前にある絶望だ。 しかし、この事実を忘れては…
海というものは、人によって好みというよりも、個人の胸の内に深く刻まれた感覚によって思い出されることがあると思う。 海には、重苦しい雰囲気が漂うこともある。 沈んだ空気、堆積する死のイメージを想起させることもある。 時間は鉛のように、死を海の底…
不要な物を捨てることで、毎日の生活が快適で気持ち良くなる。 まず、物を捨てることで部屋がスッキリとした状態になる。 そのような整理整頓された空間を見ることで、単純に気持ちも整理されたような感覚が生まれる。 ゴチャゴチャと物があふれる部屋で生活…
人は「生きる意味」を見つけることができないと、どれほど苦しいことか。 自分自身の存在意義を見つけられないとき、人はその空虚な中に苦しみを覚える。 ある時、「人は必ず死を迎えるという運命を背負って生きているのだから、人生は一瞬一瞬が無常」とい…
不安や焦りに囚われ、心が落ち着かない日々を送っているときは、ひとりで抱え込まないでね。 私たちは、孤独ではなく、必ず誰かと共に生きている。 あなたは孤独などではない。 あなたの身近には、常に私という存在があると思ってください。 私は遠くにいて…
ウォーキングについて語るのなら、エンドルフィンやドーパミンだけでなく、セロトニンにも言及しておかないとダメだよね。 セロトニンとは、脳の中枢神経系において、様々な機能を持つ脳内神経伝達物質のひとつで、情動調節や睡眠規律、体温や血圧の調節など…
エンドルフィンとドーパミンについて、ちょっと、考えてみた。 エンドルフィンとドーパミンはともに脳内で分泌される神経伝達物質であり、幸せを感じたり、快感を得たりする際に関係している。 エンドルフィンは身体的な痛みやストレスに対する応答として分…
新しいことに挑戦することが怖いと感じるかもしれない。 人は既知のことを繰り返すことで、自分自身を安定させようとする。 これは、新しいことに挑戦することが不安定であると感じたり、過去に成功した方法を再び使うことが自分自身を安心させると感じたり…
身体的な病気を発症した経験を有する人は、どうしても自身の身体状態に対して、余分な疑念を抱いたり、過剰な不安感を抱くことがある。 このことが、「不安神経症(不安障害)に繋がるのか?」と、問われれば、恐らくそうだと思う。 例えば、少しでも身体の…
少し、気になったことを、書いてみる。 シングルタスクでお掃除をしている時、お部屋の状態だけではなく、自分自身の状態や感じ方に注意を払い、自分の内面を観察することができる。 このような自己観察を通じて、自分自身の特徴や価値観、興味や好みなどを…
みなさん、毎日ちゃんと「お部屋のお掃除」をしていますか? 部屋を掃除することは、自分の生活環境に責任を持っていることを実感できる良い機会なんだと思う。 毎日の生活の中で、自分の環境に責任を持つとか、環境を整えるとか、こういったことを実感でき…
マルチタスクについて、色々と考えてみた。 マルチタスクがダメな理由 例外的に優秀な人(認知能力が高く、注意力やワーキングメモリの容量が大きくて、効率的にタスクを切り替える事が出来る人)を除けば、普通の人は、同時に複数のタスクに注意を集中する…
誘惑される自由意志 人間の自由意志は、常に誘惑される。 それって、体に悪いと分かっていても、お酒やタバコをやめられない。 それって、経済的に破滅すると分かっていても、ギャンブルをやめられない。 それって、夫婦関係を崩壊させると分かっていても、…
年齢を重ねると、ドーパミン(脳内報酬システムやモチベーションの制御に関与する脳内神経伝達物質)の分泌量が減少するとされている。 ドーパミンは、新しいことに取り組むことで得られる報酬にも関与している。 年齢を重ねて、ドーパミンの分泌が減ると、…
※この記事は自分の自分による自分の為の、備忘録記事です。 抑鬱、対人恐怖症や対人過敏性の症状を有して、他者と会話をすることが苦手な人に、臨床心理士は「どのような姿勢」で向き合うべきなのか? 人は社会的に孤立すると、他者と会話をする機会が減る。…
※この記事は自分の自分による自分の為の、備忘録記事です。 「受けるより与える方が幸いである」は本当なのか? 「人に何かを与える行動」は、誰かに「ハッピー」を与えることで自分自身も「ハッピー」になるという論理。 この考え方は、キリスト教において…
希望を持って生きることは、とても大切なこと。 多少の困難にぶつかっても、少々辛い経験をしても、希望を持って生きていれば、簡単に心が折れることはない。 だけど……。 「なんとなく良くなるよね~」とか「なんとなく大丈夫だよね~」と言う、漠然とした希…
みなさんは過去の楽しい思い出に浸ることは、お好きですか? ノスタルジーの感情にハマりすぎると、無気力になる危険性があるので、気をつけてくださいね。 ノスタルジーと言うのは、過去についての懐かしい記憶や感情のこと。 過去の記憶と紐づく場所、人、…
軽々しく誰かに話せるような悲しみなら、それは本当の悲しみではない…とのこと。 軽々しく自分の悲しみを誰かに伝えたら、相手の心を乱すだけ…とのこと。 風もなく、木の葉がそよぐ音すら聞こえない。 静かな暁が花開く空を前に頬杖をついて、虚ろな目を宙に…
PTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱えている患者さんは、学校での「いじめ」や家庭での「虐待」などによって「慢性的な心的外傷」にさらされ続けた経験を有する。 ゆえに、誰と会っても警戒心を解くことが出来なくなる場合があり、家を出ることそのものが恐…
人は、誰にでも幸せになる力って、備わっていると思う。 退屈に見える毎日の生活から、何を感じ取ることが出来るのか… これが大切! 幸せのちから Amazon 目に見えず、形を持たないものから、幸せの香りを嗅ぎ取ることが出来る人が、「幸せ力」を持っている…
生きていると、楽しいことばかりではない。 辛いこと、たくさんあるよね。 苦しいことも。 悲しいことも。 たくさんある。 でも、全ては、私達の日々の暮らしを美しく彩る為にある。 そう。 楽しいことも、辛いことも、今この瞬間の人生を輝かせる為に存在す…
臨床心理士は、メンタルクリニックで毎日患者さんと対面をしている。 患者さんが心の苦しみを抱えて、それを話してくれるのに対し、臨床心理士は応答をする。 そんな時、「この患者さんは、臨床心理士から今まで聞いた事もない言葉掛けを待っているんだろう…
人生の中で、時々訪れる「幸せを感じ取れる事」と言うものは、ありふれてつまらない、退屈で平凡な日々の暮らしが、その水面下でそっと紡ぎ上げていくものだと思う。 目に見えない「幸せ」の胎動に気付ける、その心こそが、毎日の生活を輝かせてくれる。 幸…
初めてメンタルクリニックに通う時、きっと、多くの人は、精神科医が自分の話に対して「うんうん」と傾聴してくれ、「はっきりとした分かりやすい共感的な理解とリアクションを見せてくれるだろう」って期待すると思う。 みんなのメンタルクリニック入門 作…
「精神科医や臨床心理士は、患者さんを褒めるべきではない」 「患者さんが、褒めて欲しいと思ってクリニックに来るようになるのは、良くないから」 という意見がある。 なるほど。 精神科医や臨床心理士から褒められたら、患者さんは次から「そうされること…
私達の心は、二つの側面がある。 ひとつは、理性。 これは、大人のわたし。 もうひとつは、感情。 これは、子供のわたし。 物事を考えることによって、大人のわたし(理性的な側面)が活躍(問題解決)出来れば、不快な状態から脱出できる。 でも、考えれば…
夢を叶える為の完璧で唯一の方法がある。 それは、自分の中にある可能性、確固たるもの、揺るぎない情熱を信じて、努力すること。 でも、多くの人は、自分を信じることは出来たとしても、努力が出来ない。 それは、なぜか? 努力して失敗をしたときに、自尊…