Laugh & be happy

臨床心理士と公認心理師の有資格者です / YouTubeもよろしくね♪

メンタルヘルス

「生きるしかない」という哀しい宣告が私に下されたならば…。

自分の人生の行く末を見据えずに進む中で、私は迷い混じりの心情に囚われている。 この広い世界で、何をすべきか、何を目指すべきか、まったく見当もつかない。 「何のために生きているのか?」 「どこに向かって生きているのか?」 嵐のような疑問が心を襲…

逆境こそ、人間の成長と力の源泉であり、その中から新たな可能性が生まれる。

人は自らが立てた決意を、時に裏切ってしまうことがある。 決意は記憶の奴隷に過ぎない。 その強い決意は、生まれるときは激しいが、長くは続かない。 今は青い果実のように枝にしっかりついているが、熟せば揺さぶられなくても自然と地に落ちてしまう。 自…

すぐそこにある絶望…。

幸せは、いつ来るのかな? 来ないかも? 現代の日本は、人手不足に悩まされているという。 しかしここに、絶対に忘れてはならないことがある。 それは、労働者はすべて消耗品であるということだ。 これが、目の前にある絶望だ。 しかし、この事実を忘れては…

海は終末の兆候を感じさせる風景…?

海というものは、人によって好みというよりも、個人の胸の内に深く刻まれた感覚によって思い出されることがあると思う。 海には、重苦しい雰囲気が漂うこともある。 沈んだ空気、堆積する死のイメージを想起させることもある。 時間は鉛のように、死を海の底…

物を捨てることで、過去の自分との縁を断ち、未来への前向きな気持ちを持つことが出来るようになる。

不要な物を捨てることで、毎日の生活が快適で気持ち良くなる。 まず、物を捨てることで部屋がスッキリとした状態になる。 そのような整理整頓された空間を見ることで、単純に気持ちも整理されたような感覚が生まれる。 ゴチャゴチャと物があふれる部屋で生活…

自分自身を自由に表現することが人生の意味である。

人は「生きる意味」を見つけることができないと、どれほど苦しいことか。 自分自身の存在意義を見つけられないとき、人はその空虚な中に苦しみを覚える。 ある時、「人は必ず死を迎えるという運命を背負って生きているのだから、人生は一瞬一瞬が無常」とい…

あなたは孤独ではない。私は遠くにいても、あなたを見守っています。

不安や焦りに囚われ、心が落ち着かない日々を送っているときは、ひとりで抱え込まないでね。 私たちは、孤独ではなく、必ず誰かと共に生きている。 あなたは孤独などではない。 あなたの身近には、常に私という存在があると思ってください。 私は遠くにいて…

ウォーキングすると心が安定する理由。セロトニンが関係している。

ウォーキングについて語るのなら、エンドルフィンやドーパミンだけでなく、セロトニンにも言及しておかないとダメだよね。 セロトニンとは、脳の中枢神経系において、様々な機能を持つ脳内神経伝達物質のひとつで、情動調節や睡眠規律、体温や血圧の調節など…

ウォーキングをすると楽しい理由。エンドルフィンとドーパミンが関係している。

エンドルフィンとドーパミンについて、ちょっと、考えてみた。 エンドルフィンとドーパミンはともに脳内で分泌される神経伝達物質であり、幸せを感じたり、快感を得たりする際に関係している。 エンドルフィンは身体的な痛みやストレスに対する応答として分…

新しいことに挑戦することが怖いと感じるかもしれない。

新しいことに挑戦することが怖いと感じるかもしれない。 人は既知のことを繰り返すことで、自分自身を安定させようとする。 これは、新しいことに挑戦することが不安定であると感じたり、過去に成功した方法を再び使うことが自分自身を安心させると感じたり…

身体的な病気を抱える人は、自身の身体状態に対して過剰な不安感を抱くことがある → これが不安神経症に繋がる?

身体的な病気を発症した経験を有する人は、どうしても自身の身体状態に対して、余分な疑念を抱いたり、過剰な不安感を抱くことがある。 このことが、「不安神経症(不安障害)に繋がるのか?」と、問われれば、恐らくそうだと思う。 例えば、少しでも身体の…

シングルタスクで恒常性維持機能に対する抵抗力を高める。

少し、気になったことを、書いてみる。 シングルタスクでお掃除をしている時、お部屋の状態だけではなく、自分自身の状態や感じ方に注意を払い、自分の内面を観察することができる。 このような自己観察を通じて、自分自身の特徴や価値観、興味や好みなどを…

自尊心や自己肯定感を高める手軽で簡単な方法は、「お掃除」です。

みなさん、毎日ちゃんと「お部屋のお掃除」をしていますか? 部屋を掃除することは、自分の生活環境に責任を持っていることを実感できる良い機会なんだと思う。 毎日の生活の中で、自分の環境に責任を持つとか、環境を整えるとか、こういったことを実感でき…

マルチタスクはやめた方がいい。

マルチタスクについて、色々と考えてみた。 マルチタスクがダメな理由 例外的に優秀な人(認知能力が高く、注意力やワーキングメモリの容量が大きくて、効率的にタスクを切り替える事が出来る人)を除けば、普通の人は、同時に複数のタスクに注意を集中する…

誘惑される「人間の自由意志」…人は迷って、悩んで、決断して…そして後悔する。

誘惑される自由意志 人間の自由意志は、常に誘惑される。 それって、体に悪いと分かっていても、お酒やタバコをやめられない。 それって、経済的に破滅すると分かっていても、ギャンブルをやめられない。 それって、夫婦関係を崩壊させると分かっていても、…

あなたの若い日に、新しいことに挑戦しろ!年齢を重ねると、新しいことに挑戦できなくなる。

年齢を重ねると、ドーパミン(脳内報酬システムやモチベーションの制御に関与する脳内神経伝達物質)の分泌量が減少するとされている。 ドーパミンは、新しいことに取り組むことで得られる報酬にも関与している。 年齢を重ねて、ドーパミンの分泌が減ると、…

無力感や絶望感、虚無感によって、制御不能な怒りや攻撃性が生じる

※この記事は自分の自分による自分の為の、備忘録記事です。 抑鬱、対人恐怖症や対人過敏性の症状を有して、他者と会話をすることが苦手な人に、臨床心理士は「どのような姿勢」で向き合うべきなのか? 人は社会的に孤立すると、他者と会話をする機会が減る。…

受けるより与える方が幸いである。

※この記事は自分の自分による自分の為の、備忘録記事です。 「受けるより与える方が幸いである」は本当なのか? 「人に何かを与える行動」は、誰かに「ハッピー」を与えることで自分自身も「ハッピー」になるという論理。 この考え方は、キリスト教において…

漠然とした希望は…危険?

希望を持って生きることは、とても大切なこと。 多少の困難にぶつかっても、少々辛い経験をしても、希望を持って生きていれば、簡単に心が折れることはない。 だけど……。 「なんとなく良くなるよね~」とか「なんとなく大丈夫だよね~」と言う、漠然とした希…

ノスタルジーの感情は、人を無気力にする危険性がある。

みなさんは過去の楽しい思い出に浸ることは、お好きですか? ノスタルジーの感情にハマりすぎると、無気力になる危険性があるので、気をつけてくださいね。 ノスタルジーと言うのは、過去についての懐かしい記憶や感情のこと。 過去の記憶と紐づく場所、人、…

悲しみを誰かの優しい言葉で覆い隠したい…

軽々しく誰かに話せるような悲しみなら、それは本当の悲しみではない…とのこと。 軽々しく自分の悲しみを誰かに伝えたら、相手の心を乱すだけ…とのこと。 風もなく、木の葉がそよぐ音すら聞こえない。 静かな暁が花開く空を前に頬杖をついて、虚ろな目を宙に…

PTSD(心的外傷後ストレス障害)と臨床心理士のカウンセリング。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱えている患者さんは、学校での「いじめ」や家庭での「虐待」などによって「慢性的な心的外傷」にさらされ続けた経験を有する。 ゆえに、誰と会っても警戒心を解くことが出来なくなる場合があり、家を出ることそのものが恐…

幸せになる力

人は、誰にでも幸せになる力って、備わっていると思う。 退屈に見える毎日の生活から、何を感じ取ることが出来るのか… これが大切! 幸せのちから Amazon 目に見えず、形を持たないものから、幸せの香りを嗅ぎ取ることが出来る人が、「幸せ力」を持っている…

今この瞬間の人生を…楽しもう♪

生きていると、楽しいことばかりではない。 辛いこと、たくさんあるよね。 苦しいことも。 悲しいことも。 たくさんある。 でも、全ては、私達の日々の暮らしを美しく彩る為にある。 そう。 楽しいことも、辛いことも、今この瞬間の人生を輝かせる為に存在す…

臨床心理士は、患者さんの心を癒すことに全力を注げば良い。

臨床心理士は、メンタルクリニックで毎日患者さんと対面をしている。 患者さんが心の苦しみを抱えて、それを話してくれるのに対し、臨床心理士は応答をする。 そんな時、「この患者さんは、臨床心理士から今まで聞いた事もない言葉掛けを待っているんだろう…

幸せ(欲しいもの)はすべて、もう既に持っている。

人生の中で、時々訪れる「幸せを感じ取れる事」と言うものは、ありふれてつまらない、退屈で平凡な日々の暮らしが、その水面下でそっと紡ぎ上げていくものだと思う。 目に見えない「幸せ」の胎動に気付ける、その心こそが、毎日の生活を輝かせてくれる。 幸…

精神科医の態度は、なぜ「冷たく見える」のか?

初めてメンタルクリニックに通う時、きっと、多くの人は、精神科医が自分の話に対して「うんうん」と傾聴してくれ、「はっきりとした分かりやすい共感的な理解とリアクションを見せてくれるだろう」って期待すると思う。 みんなのメンタルクリニック入門 作…

精神科医や臨床心理士は、患者さんを褒めてはいけない?

「精神科医や臨床心理士は、患者さんを褒めるべきではない」 「患者さんが、褒めて欲しいと思ってクリニックに来るようになるのは、良くないから」 という意見がある。 なるほど。 精神科医や臨床心理士から褒められたら、患者さんは次から「そうされること…

「大人のわたし」と「子供のわたし」

私達の心は、二つの側面がある。 ひとつは、理性。 これは、大人のわたし。 もうひとつは、感情。 これは、子供のわたし。 物事を考えることによって、大人のわたし(理性的な側面)が活躍(問題解決)出来れば、不快な状態から脱出できる。 でも、考えれば…

自分の夢を信じて、努力をしない / セルフ・ハンディキャッピング

夢を叶える為の完璧で唯一の方法がある。 それは、自分の中にある可能性、確固たるもの、揺るぎない情熱を信じて、努力すること。 でも、多くの人は、自分を信じることは出来たとしても、努力が出来ない。 それは、なぜか? 努力して失敗をしたときに、自尊…